家づくりのデザイン ~『LIXIL設計塾in茨城』
こんにちは。
先日、LIXILさんの設計塾ということで、10/31~11/1の2日間茨城県つくば市の里山住宅博2019の見学に行って参りました。
伊礼 智 設計(建築家)・柴木材店さん施工のi-works『里山の平屋暮らし』のモデルハウスを柴木材店さんのご厚意と伊礼先生のアテンドにてじっくり堪能してきました。
今をときめく住宅建築家...
伊礼先生の美しい住宅作法が随所にちりばめられておりこのままずっと居たくなる、とても居心地のいい空間でした。
昭和初期にタイムスリップしたかのような古き良き日本の原風景がそこにあり、伊礼先生の提唱する「開口部近傍に心地よさが宿る」を体現した、外に見える景色を素敵にとりこんだ住宅ですね。
どれだけ外部(外に見える風景)を取り入れるか......
やみくもに窓を付けるのではなく、素敵な外部に絞って取り込み、見たくない景色には開口を閉じる。
窓からは雄大なつくば山の稜線が望めます。
ため息しか出ませんでした。
こういう素敵なロケーションの土地にはなかなか巡りあうことができませんが、設計前の土地を見たときに何が大事なのかを教えてくれるおうちでした。
和風住宅という訳ではないのですが、伊礼先生のつくるおうちは個人的感覚ですが、日本人が元々持ってるアイデンティティに訴えかけるおうちに想えます。
縁側であったり庇であったり、軒であったり...。
日本人が誰しも心地いいと感じる空気感を出せちゃうんです。
おまけに
かなり大きめなカマキリが外壁にへばりついていました。
あまりに自然に居すぎてこれも設計の一部なのでは?
と錯覚しました。
カマキリも似合ってしまうおうち...
恐るべし...
最後に、
今回、大変お忙しい中、見学にご協力頂けました柴木材店様。
素敵なアテンドと素敵な住宅作法を教えてくださった伊礼先生。
ガイドを尽くしてくれたLIXIL社員の皆様。
一緒に参加したハウスビルダーの設計士の皆様。
ありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。
今回学んだことを少しでも多く、自分の設計に活かせていければと想います。