平屋に住むメリットとデメリットを解説/ずっと平屋に住みたくなります
こんにちは。建築部の伊藤と申します。
北海道の魅力でもあり、ネックでもある『雪の季節』はどのようにお過ごしですか?
ウインタースポーツを楽しんだり、温泉に入って心身ともに癒されたり、冬を満喫される方
一方で、除雪の機会が多くヘトヘトになったり、車の運転に疲れたりと
ご苦労された方も多いかと思います。
今年は記録的な寒波の影響もあり、とても寒い日が続きましたので
北国にお住いの方には、お身体やお財布にも厳しい冬になったのではないでしょうか...
今後を見据え暖冷房に必要な光熱費を最小限に抑えることが出来る
『高性能な住宅』をご提案できるように、
最新の商材や建築技術・設計について、さらに学習を深めてまいります。
昨今の新築・リフォームをご計画されているお客様と
理想の住宅について、をテーマにお話をさせていただきますと、
多くの方々から『平屋に住みたい・平屋にしたい』との
ご意見いただくことが、とても多くなってきました。
ですが、現実的に『平屋を建てる』ことに関して、
とても難しく考えていらっしゃる方が多いようにも感じております。
そこで、私なりに平屋を建てる『メリット・デメリット』を簡単に比較してみました。
♦まずは、最初に『デメリット』からお話します。
・平屋を建築計画する上で、とても重要とされているのは建築する場所(土地)です。
① 日当たり(近隣・周辺の建物を事前にリサ-チ)
② 敷地制限(採光・建ぺい率)などにより建物の大きさが制限されます
・また、実際に平屋にお住まいになられている方々から
セキュリティ対策(防犯)の強化について、ご相談を受けたりすることもあります。
・そして、最大のネックとされているのは、
2階建ての新築住宅をご計画された場合と平屋住宅を比較した場合に
『坪単価』が上がってしまう事です。
♦では、次に『メリット』をご説明します。
・こちらも実際に『住研ハウスの平屋』にお住まいのお客様より
ご意見やご感想をたくさんいただいております。
① 階段が無いので広く感じる事ができ、子育ての安心感がある(階段での怪我が無い)
② 家事動線の縮小によってお掃除が楽になる。
③ 平面的な広がりを感じやすく、天井を開放的に工夫することによって
とても広い空間にいる感じがします。
④ ワンフロアのシンプルな生活動線がとても楽で、家族のコミュニケーションも取りやすい。
など、とても満足されている方が多い印象です。
・他にも、私が設計をしている中でメリットを感じられる事としては
⑤ バリアフリー化に対応しやすい
⑥ 耐震強度の向上(2階は1階の1.4倍揺れるとの想定)
⑦ 建築後のメンテナンス費用が少なく済む
⑧ 風の通りが良く、庭とのつながりを演出しやすい
⑨ 冷暖房のランニングコストを抑えられる
このように、『メリット・デメリット』を比較すると、
『メリット』の方が多いと感じる事が出来ます。
そこで、今年の(2/4)にオープンいたしました『千歳富丘モデルハウス』を
計画・設計するにあたって、敷地制限が厳しい環境でも
『平屋の魅力』を感じとることが出来るように工夫をした
平屋モデルハウスを設計しましたのでご紹介いたします。
♢外観は『モダンテイスト』なデザインになっています
♢内観はナチュラルな『北欧イメ-ジ』にアクセントでミッドセンチュリ-を加えました
次に、こちらは昨年オープンした『苫小牧のぞみ町モデルハウス』です。
『塩系インダストリアル』をコンセプトにしております。
住み心地を重視しながらも『ちょっとカッコイイ』をテーマに設計しました。
♢外観は『クール×モダンテイスト』をイメージしました。
♢内観はモノクロームな要素で『クール×スタイリッシュ』に仕上げました。
最後に『平屋の魅力』とは
戦後、日本の住宅市場はコストを重視した住宅づくりのため
総2階建て住宅がこれまでの主流でした。
それから数十年の月日が経ち、核家族化の時代が進む中で
近年では『住まいの在り方』に様々な変化が起こっております。
社会やライフスタイルの変化、住まい方の多様化、
お住まいになる家族のかたちや生活環境も日々変わっていきます。
そのつど、人や住宅も対応していかなければなりません。
ライフステージが変化した時に、家の形を変えるのはとても容易なことではありません。
家族や環境にフレキシブルに対応できる住宅が今後は求められていきます。
その理想形が、私は『平屋住宅』にはあるように思っております。
平屋にご興味がある方は、是非『住研ハウスの平屋モデルハウス』までお越しください。